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『天子蒙塵』 3 浅田次郎

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読書期間 7月31日~8月3日
浅田次郎 『天子蒙塵』 3

6月に3巻が出てただなんて!
なので今頃読んだ次第であります。

天子蒙塵…天子は文字通り天子。
その天子が行幸する際には道は掃き清められるが、変事の際にはその余裕がなく、頭から塵を蒙(かぶ)るほど大急ぎで都落ちする様。
2人のプリンスの「都落ち」。

宣統帝溥儀は退位を余儀なくされ、北京の紫禁城から追われ日本政府の庇護下、天津の日本租界で過ごす。
その後関東軍の主導で建国された満洲国の執政に就任するが、溥儀は「復辟」だけを願う。
清朝の故地である満州の地での大清復辟は溥儀をはじめ愛新覚羅一族、そして清朝に使えた人々の悲願でもある。
満州国の「執政」ではダメなのだ、あくまでも「皇帝」として即位せねばならない…
だが、満州国は関東軍が、日本が治める地であり、溥儀は所詮傀儡でしかない。
極度の阿片中毒に陥る婉容皇后を抱え、溥儀は愛新覚羅の故地である満州であれこれ思う。

一方、これまた極度の阿片中毒に陥った張作霖の後継者・張学良。
関東軍の謀略により父を亡くし、そして易幟。
手中に収めていた東北軍を蔣介石に譲り渡した傷心の東北のプリンスは欧州へ阿片中毒の治療を兼ねて船旅に出る。
2人の妻と子どもたちを従えて…しかし、妻の一人と子どもたちはイギリスに残ることになり、学良とは別れることになる。
薬が抜けていくに従って、判断力や持ち前の洞察力を取り戻しつつあった張学良は考える。
父・張作霖のこと、顔すら思い出せない母のこと、宣統帝溥儀のこと…

溥儀は大清を追われ、東北で傀儡となり、学良は東北を捨て、ひとつの中国を手に入れようとした。
真逆の人生を送ろうとする2人のプリンス。
この2人の貴公子に共通点はないようなものの、浅田次郎サンが見事に2人の人生を交差させてます。

なんかね、浅田次郎サンの術中にハマったというか、なんか切ない3巻でしたわ。
センチメンタルなすごく美しい文章。
やられますた_| ̄|○ il||li

最終巻は9月末だってか。
忘れずに買わないと。
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テーマ:歴史小説 - ジャンル:小説・文学

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ユルくダラダラと生きるのが好き。

ま、いつも通りにテキトーに。

「レポ」とか何さま気取り?みたいなw
そんなカッケーもんじゃない。
「レポ」なんつって書いてたらちゃんちゃらおかしいわw
確かに全世界に垂れ流してはいるが、極めて内向きのオ●ニーブログですw
でも、全部自腹だよーんw
なので、書いてることは感想はあくまでもアテクシどもの個人的な感想、ゆえにまったく参考にならんと思うので、各自自己責任で、なw
ヲイラは責任取れません。
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