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『湖底の城 呉越春秋』 (五) 宮城谷昌光

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読書期間 10月30日~11月1日
宮城谷昌光 『湖底の城 呉越春秋』 (五)
この時代は呉の伍子胥を中心に呉越の歴史の鍵を握る人物が非常に生き生きしている。

祖国である楚を捨て呉へ入り、公子光(闔閭)の即位を助け、 驥足を展ばしつつある伍子胥は父兄の仇である楚王を倒すという目的をけして忘れてはいなかった。
ただし、その目的は途方もなく大きく伍子胥ひとりではどうにもならない。
楚の都・郢(えい)に攻め寄せ、楚王の宮殿の階に足をかけ、楚王の喉元に刃を突きつけるには、楚と敵対し、絶えず楚に圧力をかけている呉の軍事力が必要である。
いや、呉は尚武の国である。
軍事がまずいわけではない。
だが、もっと強くする必要がある。
呉のため、ひいては自分の目的を果たすために策を講じている時に父兄の仇である楚王・平王は亡くなり、また、父兄を無実の罪に陥れた平王の奸臣である費無極も誅殺された。
仇を失ったことで復讐心の行き場はどこへ向かうのか。
このまま伍子胥は復讐心を忘れてしまうのだろうか。
否である。
父兄の復讐心はそうたやすくは失われない。
楚という父と兄を殺し、自分を捨てた国を跪かせるために伍子胥は一人の天才を呉王・闔閭に推挙する。
この時代のもう一人の天才である孫武の登場である。
孫武は名前でピンと来る人は少ないと思う。
日本では『孫子の兵法』の方が有名であり、孫武は「孫子」という名であるとさえ思われている。
実際には名は孫武であり、斉の国の人である。
戦国期に活躍する孫臏の先祖である。
この2人をして「孫子」と指すこともある。
「戦わずして勝つのが最上」というのが戦略思想であり、戦略・戦術、諜報活動や情報戦などさまざまな領域を研究し、後世の戦争体系にも大きく影響を与えた軍事の天才である。
呉王・闔閭を、伍子胥と孫武で支え、内政と軍事の充実を図り、呉はいよいよ楚との乾坤一擲の大勝負へ…
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テーマ:歴史小説 - ジャンル:小説・文学

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ま、いつも通りにテキトーに。

「レポ」とか何さま気取り?みたいなw
そんなカッケーもんじゃない。
「レポ」なんつって書いてたらちゃんちゃらおかしいわw
確かに全世界に垂れ流してはいるが、極めて内向きのオ●ニーブログですw
でも、全部自腹だよーんw
なので、書いてることは感想はあくまでもアテクシどもの個人的な感想、ゆえにまったく参考にならんと思うので、各自自己責任で、なw
ヲイラは責任取れません。
予定では0:00の更新だよ。

「全記事一覧」から記事を見ようとすると、めんどくさいと思うので検索してみてくださいお('A`)
…てか、検索してまでも見ないわなw

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・温泉旅

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