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『湖底の城 呉越春秋』 (四) 宮城谷昌光

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読書期間 10月27日~10月29日
宮城谷昌光 『湖底の城 呉越春秋』 (四)
この巻では呉国内の内訌が描かれている。

呉の国は伝統的に「兄弟相続」の国である。

呉の初代王寿夢(じゅぼう)の長子は諸樊(しょはん)であった。
寿夢には諸樊以外に3人の子がおり、中でも末子の季札(きさつ)は賢人として名が高かった。
季札はのちに延陵の季子とも呼ばれ、呉国内はもちろん、中原の諸国に海内きっての、この時代の最高の知識人として名を馳せていた。
鄭の子産もこの時代の最高の知識人とされるが、その子産は季札を敬仰した。
まさしく呉という小国が産んだ傑人である。
父・寿夢も季札を王位にと考えていたが、しかし季札は兄を差し置いて自分が王位に即くことに抵抗し、受けようとしなかった。
そこでまず諸樊が王位を継ぎ、その後を次弟の余祭が継ぐなど兄弟継承の順に続けて、最後に季札に王位が渡るようにした。
しかし季札は三兄の余昧(よまい)から譲位されようとするが、これを拒否して逃亡してしまう。
結局、王位は余昧の子である僚へと継承されることになった。
これに公子光は不満を抱いた。
今まで兄弟の間で順番に王位を渡してきたのだから季札が王になるのならともかく、季札が王位を辞退した後は順番どおりに諸樊の子である自分が王位を継ぐべきではないかと、考えてもおかしくはない。
王位継承の正当性に異議を唱えたとしてもおかしくはないのだ。

呉王・僚のもとで公子光は将軍として呉国の軍事を掌握する。
呉王・僚とてけして暗君ではないが、公子光は、ただ一点、王位継承が許せないのである。
2人の間で王位継承を巡っての暗闘が始まる。

伍子胥は公子光側に付き、呉王・僚を敵に回し公子光を王座に押し上げようとする。
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テーマ:歴史小説 - ジャンル:小説・文学

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ちゃろちゃんねる

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ユルくダラダラと生きるのが好き。

ま、いつも通りにテキトーに。

「レポ」とか何さま気取り?みたいなw
そんなカッケーもんじゃない。
「レポ」なんつって書いてたらちゃんちゃらおかしいわw
確かに全世界に垂れ流してはいるが、極めて内向きのオ●ニーブログですw
でも、全部自腹だよーんw
なので、書いてること、感想はあくまでもアテクシどもの個人的な感想、ゆえにまったく参考にならんと思うので、各自自己責任で、なw
ヲイラは責任取れません。
予定では0:00の更新だよ。

「全記事一覧」から記事を見ようとすると、めんどくさいと思うので検索してみてくださいお('A`)
…てか、検索してまでも見ないわなw

<掲載予定>
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