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『湖底の城 呉越春秋』 (一) 宮城谷昌光

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読書期間 10月12日~10月14日
宮城谷昌光 『湖底の城 呉越春秋』 (一)

再読。
手にとって見れば、2010年7月26日の初版である。
そりゃ、前から読み直さないと登場人物多すぎて('A`)?であるw
春秋時代の快男児である伍子胥の登場である。
成年となったばかりの頃の伍子胥がこの一巻で描かれているが、本当に宮城谷昌光の手にかかれば、「爽やか」に登場なのである。
成年になったばかりでも、思慮深く、物事の裏にあることを「読もう」とする伍子胥。
聡明にして爽やか、それに腕っ節もまた強い。
モテ要素満載である。
何も女が見てワーワーキャーキャーなのではない。

『戦国策』に

『士は己を知るもののために死し、女は己を説(よろこ)ぶもののために容(かたち)づくる』

という一文が出て来る。
この伍子胥のことを知るにつれふと思い出した。

この人のためなら死ねる。
そう思える人との出会い。
それが今の世にあるか。

実はこの一文、高校時代に初めて習い…ほとんど学校に行ってなかったワタシの滅多にない僥倖w
まったくの余談だが、たまたま漢文の先生と雑談をしていた時に教えてもらった一文。
その先生とはドロップアウト組としてとても気があった(なぜか、彼も教師になってしまい『体制』に馴染めないでいたからだろう)。
今思えば、「学校」という『体制』に閉塞感を覚え、馴染めずはみ出しながらも自分なりに「知性」を渇望していた時代であり、
「どうでもいいこと」と社会的に評価されるようなことに張り切っていたなぁとw

『士は己を知るもののために死し、女は己を説(よろこ)ぶもののために容(かたち)づくる』

漢たるものは自分を理解してくれる者のためには命を賭し、女は自分を愛してくれる者のために美しく装うのである。
そう、伍子胥は「漢」なのである。
己の真価を正当に評価してくれた人に対し、一命を賭して仕える。
それに、伍子胥に巡り合った人々も多いに心動かされ、この人、伍子胥のためになら死ねると思うのである。
しかし、伍子胥は巡り合った人々を生かす道を考える。
忠義を貫いて死ぬことは簡単である。
生きる方が難しい。

今日でも節義を通し散った伍子胥を慕う声は多い。
この漢はなにゆえこれほどまでに愛されたのか。
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テーマ:歴史小説 - ジャンル:小説・文学

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「レポ」とか何さま気取り?みたいなw
そんなカッケーもんじゃない。
「レポ」なんつって書いてたらちゃんちゃらおかしいわw
確かに全世界に垂れ流してはいるが、極めて内向きのオ●ニーブログですw
でも、全部自腹だよーんw
なので、書いてること、感想はあくまでもアテクシどもの個人的な感想、ゆえにまったく参考にならんと思うので、各自自己責任で、なw
ヲイラは責任取れません。
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「全記事一覧」から記事を見ようとすると、めんどくさいと思うので検索してみてくださいお('A`)
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