『我が名はエリザベス』 入江曜子

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読書期間 3月11日~3月13日
入江曜子 『我が名はエリザベス』
『我が名はエリザベス』…廃帝・宣統帝溥儀の皇后・婉容
『流転の王妃の昭和史』…皇弟・溥傑の妻、愛新覚羅浩
『わが半生』…宣統帝溥儀
『紫禁城の黄昏』…溥儀の個人教授、ジョンストン

それぞれがこの時代に生きた人々の自伝であったり、それをベースにした作品である。
全部読み比べても真相は闇の中だ(苦笑

たぶん、誰もが…後世の我々が知りたいと望んでいる肝心なことは歴史の影に隠してしまっている。
それはその当時生きた人々にとっては、思い出したくもないことであり、忘れ去りたい悪夢であり、当事者であることを恐れ、誰かに責任を転嫁する。
誰かに責任を転嫁出来ないのであれば、時代に転嫁する。
その動機は衆人からの保身であったり、隠すことは美徳であり、そうすることはその人々にとっては最後の良心なのかもしれない。
禍々しい黒歴史も「悲劇」を冠することで美しい叙事詩に変えることが出来る。
こう書くと、歴史修正主義者と思われるかもしれないが、歴史とは何も表出している事象のみがけして歴史ではないと思う。
その時代に生きた人々の胸の内に仕舞ってある思いも歴史の一部であり、闇に閉ざされ、現れない事象もすべて歴史だからである。
美しく書き上げられた叙事詩もその人々にとっては歴史のうちなのだろう。

真相は歴史の闇の奥底に横たわり、誰が本当のことを言っているのかわからない。
全員が本当のことを言っているかもしれないし、全員が嘘を吐いているかもしれない。

それを承知で読み比べるのも一興。
美しい叙事詩に付き合うのも悪くない。
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テーマ:歴史小説 - ジャンル:小説・文学

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ちゃろちゃんねる

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ま、いつも通りにテキトーに。

「レポ」とか何さま気取り?みたいなw
そんなカッケーもんじゃない。
「レポ」なんつって書いてたらちゃんちゃらおかしいわw
確かに全世界に垂れ流してはいるが、極めて内向きのオ●ニーブログですw
なので、書いてることは感想はあくまでもアテクシどもの個人的な感想、ゆえにまったく参考にならんと思うので、各自自己責任で、なw
ヲイラは責任取れません。
予定では0:00の更新だよ。

「全記事一覧」から記事を見ようとすると、めんどくさいと思うので検索してみてくださいお('A`)
…てか、検索してまでも見ないわなw

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